商標登録のメリット
商標登録のメリットは、第一に安心して事業活動が行えるということにあります。
商標登録していると、他人から差止を受けたりなど権利行使されるおそれがなくなります。
商標権者は、自己の登録商標を指定商品や指定役務について使用する権利を独占しており、また、商標権者は、他人が登録商標を指定商品や指定役務について使用している場合には、使用の差止をすることができます。
また、侵害行為により損害が発生している場合には、損害賠償請求をすることができます。
このように、商標登録することにより、商標を独占的に使用することができ、また他人の使用を排除することができます。
商標登録するためには、商標を使用したい商品や役務を指定して出願する必要があります。出願の際には、特許庁に印紙代を支払いますが、特許出願のような審査請求をする必要がなりので、費用はかなり安く抑えられます。
登録費用も、１０年一括納付と５年分割納付を選ぶことができます。
また商標権は更新することができるので、権利を存続させたければ、半永久的に存続させることができます。
商標権の存続期間は、設定登録の日から１０年間なので、１０年ごとに更新する必要があります。更新を忘れてしまうと、権利が消滅する可能性がありますので、ご注意ください。
存続期間の満了は、特許庁からは特に何も通知されません。ご自身で期限管理をする必要があります。期限管理は、特許事務所に依頼してもよいでしょう。
登録の前の調査について
登録の前には、必ず調査を行いましょう。
既に同じような商標が登録されていないかどうかの調査です。既に同じような商標が登録されている場合には、せっかく出願したのに、登録が認められず、費用が無駄になってしまう可能性があります。
事前に調査を行っていれば、登録できる可能性のある商標を出願することができます。
事前調査は、特許事務所に依頼するのが一番安全ですが、自分ですることも可能です。J-Plat Pat（ジェープラットパット/特許情報プラットフォーム）というシステムを使用して、簡単に検索できます。
